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イエスにしか救いはない?

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質問:「イエス・キリストを信じなければ、救われない!?」というのは、独善的で偏狭な考えだと感じますが、どうでしょうか?

答え:日本で「救われる」というと、災害現場から救助される、困難な状況からの救出される、という意味です。しかし、聖書が語る「救われる」とは、罪とその刑罰からの「救い」のことです。
人を罪から救うことができるのは、イエス・キリストだけだと聖書は語っています。

救いとは?

すべての人は罪の状態にあります。「罪の報酬は死です。」※1 どんな小さな罪でも、その刑罰は死に値します。私たちが一般に考える罪とは、刑法に抵触する犯罪です。しかし聖書が語る罪とは、犯罪だけではありません。悪い動機、批判的な態度…などの心の内面で考えることも、神が悲しむ罪なのです。聖書が語る基準は、非常に高いものです。だれも完全な人はいません。すべての人が、罪の状態にあります。

世界の諸宗教は、人がどう生きるべきかを教えています。しかしどの宗教も、罪は自分の責任で克服すべき問題としています。善行で罪の埋め合わせをすることを説く宗教もあります。また罪を犯さない完全な人になるように、修行することを求める宗教もあります。しかし私たちはみな罪人です。細心の注意を払っても、人は罪を犯してしまうのです。

罪の問題に唯一、根本的な解決を与えるのがイエス・キリストです。人の罪を解決するために、神であるイエスが人となって、この地上に来ました。イエスが最終的に成し遂げたことは、人のすべての罪を身代わりに背負って、十字架で死んだことです。イエスは十字架で死にましたが、3日目によみがえりました。死からの復活は、罪の問題が完全に解決したことを示しています。

イエスは十字架で、あなたの罪の決算を完全に支払ったのです。イエスを信じるとき、罪の刑罰から救い出されます。神のゆるしと、イエスの愛に感動をするとき、人は自ずと罪から離れます。むしろ喜んで、神が喜ばれる人生を送りたいと願うものです。

キリスト教と他の宗教の違いについて、さらに知りたい方は、こちらの記事をお読みください。

https://www.studentinjapan.com/a/jes3.html

イエス・キリストの十字架と復活については、こちらの記事をご覧ください。

https://www.studentinjapan.com/a/whydid.html

聖書は真実か?

「イエス・キリストを信じなければ、救われない」という聖書のメッセージは確かに、独善的で、偏狭に聞こえます。しかし何を前提に考えるのかで、答えは変わってきます。もし聖書が信頼に値する書物だと、あなたが納得できるならば、独善的だとは思わないでしょう。聖書が信頼に値する書物かに関しては、こちらの記事をお読みください。

https://www.studentinjapan.com/a/Bible215.html

イエス・キリストはこう語ります。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」※2

イエスは真実を語っているのでしょうか。それとも、嘘を語ったのでしょうか。本当か、嘘かの二者択一です。イエスが真実を語っているのか、皆さんご自身が聖書を読む中で、確認してみてください。

欧米の宗教?

また、よくある意見に「キリスト教は欧米の宗教なのに、なぜ日本人の私が信じないといけないのか」というものがあります。キリスト教は、本当に西洋から始まったのでしょうか。キリスト教は、実際には西洋の宗教ではありません。

イエス・キリストが生まれ育ったのは、イスラエルです。キリストの教えはイスラエルから始まり、まず中近東一帯に広がりました。そして地中海沿岸、ヨーロッパ北部、アフリカ、アメリカ大陸、アジア…と世界のいたるところに伝えられました。

現在、世界で一番大きな教会は、韓国のソウルにあります。ヨーロッパ以上に、アフリカ大陸、アジア諸国に、多くのクリスチャンがいます。欧米諸国以上に、アジア諸国、アフリカ、南アメリカから、多くの宣教師が世界に送り出されています。

キリスト教は、もはや西洋の宗教ではありません。聖書によると、天国には世界中のあらゆる国民、民族、部族、あらゆる言語を話す人々が、数多く集められます※3。イエスは全世界の人々の罪をゆるすために死なれたのです※4。

聞いたことがない人は?

ペテロは当時のユダヤ議会でこう証言しました。「この方(イエス)以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間には与えられていないからです。」※5

「もしイエスを信じる以外に、救われる道がないならば、イエスについて聞いたことがない人はどうなるのか?」こう質問されることもあります。世界では、まだ聖書のメッセージが伝えられていない人がたくさんいます。だからこそクリスチャンたちは、「イエスを信じる者はだれでも救われる」というメッセージを積極的に伝えようとしています。

2020年10月の時点で、704言語に聖書全巻が翻訳されています。新約聖書だけ、または聖書の一部の翻訳がある言語は、3,414言語です。今後2,014言語で翻訳プロジェクトを始める必要があります※6。

宣教師たちは、文字がない民族グループとともに住み、話し言葉を研究し、文字を作ることから始めます。文字表記ができたら、主要な単語の辞書作りです。その後、現地の言語協力者の助けを得て、聖書を翻訳していきます。聖書翻訳が完成しても、人々が文字を読めなければ、意味がありません。学校を作り、読み書きができるように教えます。聖書翻訳プロジェクトは、地域全体の向上を支援する働きでもあります。信じるかどうかは個人の判断です。だれでも自分の言語で聖書を読み、その内容を検討する機会を提供できるように、最善を尽くしています。

もしあなたの周りに、まだイエスについて聞いたことがない方がいるならば、皆さんがその方にイエスを紹介してください。救われるために、特別な修行や宗教儀式は必要としません。勉強して、試験に合格する必要もありません。ただイエスを信じるだけで救われるのです。聖書の教えはとてもシンプルです。だれにでも、信じる機会は提供されています。

皆さんがイエス・キリストを信じるとき、永遠のいのち、充実した意義深い人生が与えられます。信じる根拠については、この記事をお読みください。

https://www.studentinjapan.com/a/jes7.html

 イエス・キリストとの個人的な関係を持つには
 質問や意見があります

脚注:(1) ローマ6:23 (2) ヨハネ14:6 (3) 黙示録7:9 (4) 黙示録5:9 (5) 使徒4:12 (6) 日本ウィクリフ聖書協会『聖書ほんやく』No.262, 2020年12月号


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